違うって言いたかった。
何が違うのか、
なんで違うと思ったのか、理由なんて
答えなんて僕には分からなかったど…






素直な気持ち４







ぐるぐるする。

頭の中も心の中も、



なんであんな顔するの？
僕が君にあんな顔をさせたっていうの？


だって出木杉が悪いじゃないか。
勝手に僕を好きになって、僕に告白して、
これだけ僕を悩ませておいて・・・














早々に家に帰った僕は
今はただの机になってしまった引き出しを開けた。
開けても、やっぱり普通の引き出しでえんぴつとかノートとかが転がっているだけ。



分かってる、ちゃんと・・・
ドラえもんはもういないことも、

頼っちゃいけないことも

自分でこの気持ちの答えをださなきゃいけないことも。

でも……どうすればいいのか、分からなくて…。





その日僕は一日中、出木杉のことを考えていた。





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