君に嫌われたらどうしよう。





僕は本当に男のくせにすぐ泣くから
本当に情けないから。








 たったひとつを覚悟する。










僕はいつも苛められていた。
大きな体のいじめっこに


そのたび僕はいつも彼に助けてもらってる。


それってなんだか情けない。
女の子みたいじゃないか、なんて
家にいるネコ型ロボットに言われるけど

でも仕方ないじゃないか。
だって僕には到底敵わないんだもの。




でも、ふと不安になることがある。

もし彼が、とうとう呆れて、
助けになんて来てくれなかったら……

…。








でも彼はまた苛められた僕を助けに来てくれる。



「大丈夫?」
って優しく声を掛けてくれて。


つい僕も縋ってしまう。



こうやって、立ち向かおうともしないで
出木杉に頼ってしまう。



情けないなんて思いながらも…。