はぁー…
恋敵4
そしてあーっとゆうまにテストが終わり、
そして最悪のテストが返って来た。
もちろん点は最低の最悪の悪悪。
ママからはいつもより多い雷が落ちて
滅多に怒らないパパも雷注意報が鳴ってた。
「もうちょっと頑張れないの」
「中学生にもなって!」
「しずかちゃんなんて…」
ガミガミガミガミ…
永遠に続いてしまいそうな怒涛のお説教。
僕はずっと正座させられて…
もー、立てないんじゃないかってくらい足の感覚ゼロ…。
痛いだろうなぁ…なんて
ママの話を通り抜けフープしてたら。
最低最悪の一言。
「夏休み、塾に通ってもらいますからね!」
へ?
「やだやだやだよ〜〜っ!」
僕は千切れるくらい首をいやいやと左右に振って
断固拒否した。
けど、ママは一歩も引かず…
「もう申し込んだから今さらなんていっても無駄。
―――安心なさい、しずかちゃんと同じとこにしといたから。
お友達が居れば安心でしょ?」
もっと駄目じゃん。
っていうかしずかちゃんと同じってことは
もしかして、出木杉と一緒の塾…?
マジ?
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